紫野貴李/前夜の航跡
昭和初期の海軍を舞台にした幽霊譚。
先日読んだアンソロジー『FantasySeller』に収録されていた作品(「哭く戦艦」)が面白かったので読んでみた。
「哭く戦艦」に出てきた3人(独眼竜の支倉、隻腕の芹川、仏師の亮佑)がいつもセットで幽霊話を解決する話なのかと思ったらそうでもないのね。
しかも芹川が主人公なのかと思っていたらこっちも違ってた^^;
そうか、亮佑が主人公だったのか。
でも亮佑もいいけど他の2人(特に独眼竜)のキャラがよかったので、3人セットの話ももっと読みたかったな。
海軍の慣習や秩序、訓練の様子などが細かく書かれすぎていてそこを読むのにすごく時間が掛かった。
もうちょっとサラっと流して欲しかった。
幽霊話の方は面白かった。
特に木彫りの猫が活躍する「霊猫」が好き。
<収録作品>
左手の霊示 / 霊猫 / 冬薔薇 / 海の天女 / 哭く戦艦
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