« 乾くるみ/カラット探偵事務所の事件簿1 | トップページ | 赤城毅/書物法廷 »

2011/09/18

津原泰水/たまさか人形堂物語

たまさか人形堂物語
たまさか人形堂物語

祖父から譲り受けた小さな人形店のオーナー・澪とそこで働く2人の修復師(天才肌で口の悪い富永と、物腰が柔らかく熟練された技術を持つ師村)を中心にした物語。

想像していた展開とはちょっと違ったけど、とても面白かった。
テンポの良い文章が心地いい。
それと、時々地の文に挿入される澪の心の中のつぶやきが効いていた。

素人同然のオーナーの澪と、癖のある2人の修復師の関係がよかった。
なので最後のほうの展開は「え~、そうなの?それを選んじゃうの?」とヤキモキしたけど、最後の最後で大逆転して「なるほど、そう来たか」とニヤニヤしてしまった(笑)
ちょっとベタなラストだけど、私の期待していたとおりになったので許すw
いいなあ、こういう職場環境って理想かも。

ただ、物語の内容としては、「お客が持ち込んでくる人形とその持ち主の関係に潜む秘密や謎を3人が解決する」みたいな話が読みたかったので、その手の話が少なかったのがちょっと残念。

<収録作品>
毀す理由 / 恋は恋 / 村上迷想 / 最終公演 / ガブ / スリーピング・ビューティ

|

« 乾くるみ/カラット探偵事務所の事件簿1 | トップページ | 赤城毅/書物法廷 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

読了本」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29699/52806702

この記事へのトラックバック一覧です: 津原泰水/たまさか人形堂物語:

« 乾くるみ/カラット探偵事務所の事件簿1 | トップページ | 赤城毅/書物法廷 »