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2011/09/13

池端洋介/若さま料理事件帖 秘伝語り

若さま料理事件帖 秘伝語り (静山社文庫)
若さま料理事件帖 秘伝語り (静山社文庫)

料理が得意な水戸藩の家老の息子・平八郎が脱藩してやってきた江戸で事件に巻き込まれる、という話。

TVの時代劇みたいな変なノリの話だけど、テンポがいいし登場人物に嫌味がないのでスムーズに読めた。
料理の話もきちんとしていて好感が持てる。
ただ、全体的な流れは「料理」で来てるのに、最後の決着はやっぱり「剣」頼りになってしまうのがちょっと残念。
といっても「料理で敵を倒す」じゃ毒殺か、あるいは怪しげな忍術みたいになってしまうからそれも変か(汗)

敵方の設定が怪しすぎて笑えたw

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コメント

人情話にすれば料理が結末にも活きてくるのかもしれませんね。

投稿: ムムリク | 2011/09/17 15:44

■ムムリクさん
こんにちは。返信が遅れてごめんなさい[汗]

>人情話にすれば料理が結末にも活きてくる

そうですね。
実際、2冊目では親に見放された兄弟を平八郎が助けて…という展開になっていました。
ただ、敵の設定があまりにも変なので(笑)その人情話と上手くリンクしていないのが難点かも…^^;
でも文章が読みやすくて、さわやかな印象のシリーズなのでこれからも見かけたら読む予定です。

投稿: tako | 2011/09/24 10:27

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