池端洋介/若さま料理事件帖 秘伝語り
料理が得意な水戸藩の家老の息子・平八郎が脱藩してやってきた江戸で事件に巻き込まれる、という話。
TVの時代劇みたいな変なノリの話だけど、テンポがいいし登場人物に嫌味がないのでスムーズに読めた。
料理の話もきちんとしていて好感が持てる。
ただ、全体的な流れは「料理」で来てるのに、最後の決着はやっぱり「剣」頼りになってしまうのがちょっと残念。
といっても「料理で敵を倒す」じゃ毒殺か、あるいは怪しげな忍術みたいになってしまうからそれも変か(汗)
敵方の設定が怪しすぎて笑えたw
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
「読了本」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
人情話にすれば料理が結末にも活きてくるのかもしれませんね。
投稿: ムムリク | 2011/09/17 15:44
■ムムリクさん
こんにちは。返信が遅れてごめんなさい[汗]
>人情話にすれば料理が結末にも活きてくる
そうですね。
実際、2冊目では親に見放された兄弟を平八郎が助けて…という展開になっていました。
ただ、敵の設定があまりにも変なので(笑)その人情話と上手くリンクしていないのが難点かも…^^;
でも文章が読みやすくて、さわやかな印象のシリーズなのでこれからも見かけたら読む予定です。
投稿: tako | 2011/09/24 10:27