三木笙子/人魚は空に還る
明治末期の東京を舞台にした短編連作ミステリー。
現在3冊出ているシリーズの1作目。
気まぐれでわがままな美貌の天才絵師・礼と彼に振り回される正義感溢れる雑誌記者・高広の組み合わせがいい。
特にいつもは傍若無人でクールですんごい偉そうなのに謎解きが絡むとワクワクしてテンションが上がってしまう礼の性格設定が絶妙。
目が離せませんw
さらにこんなに謎が好きなのに自分では謎解きはしない、という設定も上手い。
そんなに重くなくサラリとした内容で、ラストも温かさを感じる気持の良い物語ばかりで読みやすかった。
このあとの作品も楽しみ♪
<収録作品>
点灯人 / 真珠生成 / 人魚は空に還る / 怪盗ロータス
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
「読了本」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント