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2011/11/13

西條奈加/無花果の実のなるころに

無花果の実のなるころに
無花果の実のなるころに

転勤で北海道に引っ越した両親と離れ元売れっ子芸者の祖母・お蔦さんと2人、神楽坂で暮らす中学生・望(のぞむ)を主人公にした日常の謎系ミステリー。

面白かった!
思ったことをズバズバ口に出して行動も素早いお蔦さんと、男の子なのに料理が抜群に上手いことを除けば背が低いことと「ノゾミちゃん」と呼ばれることが悩みの種という普通の中学生の望。
この2人がお互いをとても大切に思っていることがストレートに伝わってくる描写がとてもよかった。
望の中学校生活もリアリティがあって読んでいて楽しかった。

一方、事件の方は無駄がなく読みやすい。
結末もスッキリしているし。
それでいて被害者、加害者を始めとした関係者の気持ちをきちんと掬い取るきめ細やかさ、優しさもあって途中で何度も泣きそうになった。
そしてその事件を通して望が少しずつ大人になっていくことを実感出来る、そんなストーリーだった。

これってまだ続いているのかな。
お蔦さんの元で望がどんなふうに成長していくのか見守りたい、そう思わせる作品。

<収録作品>
罪かぶりの夜 / 蝉の赤 / 無花果の実のなるころに / 酸っぱい遺産 / 果てしのない嘘 / シナガワ戦争

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コメント

あぁ、人付き合いっていいなと思える話でしたね。
望くんの作るタルト、一度食べてみたいです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

投稿: 藍色 | 2012/09/18 17:21

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父の転勤に同行せず、神楽坂の祖母と暮らすことを決めた中学二年生の望。包丁も持てない祖母は面倒くさがりで、気が強くて、決して世話好きには見えない。でも「お蔦さん、お蔦さん」と誰からも頼られるような...... [続きを読む]

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