太田忠司/誰が疑問符を付けたか?
『ミステリなふたり』の続編。
前作に比べてストーリーが複雑になったけど、逆に展開はとてもスムーズで読みやすく面白かった。
景子が実際に現場で指揮を執る場面が多くなってきた。
臨場感があっていいんだけど、新太郎とのやりとりがその分少なくなっているのが残念。
中には電話での会話でしか登場しない作品もある。
(その代わり新太郎が一人で事件を解決する話もあった)
いろんなパターンがあって楽しかったけど、やっぱり謎解きは「帰宅したあと部屋で新太郎と向い合って」という基本形を守って欲しかったな。
それと前作では事件が解決したらそれで終了だったけど、今回は事件関係者(犯人やその周辺の人物)のその後がちらりと描かれていてそこがよかった。
<収録作品>
ヌイグルミはなぜ吊るされる? / 捌くのは誰か? / なぜ庭師に頼まなかったか? / 出勤当時の服装は? / 彼女は誰を殺したか? / 汚い部屋はいかに清掃されたか? / 熊犬はなにを見たか? / 京堂警部補に知らせますか?
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