宮部みゆき/幻色江戸ごよみ
江戸下町の商家や長屋で起こる不思議なできごとを題材にした短編集。
怖い話、ほっこりする話、じんわりする話と多種多様。
導入部から人物の紹介、物語の本編へと少ない枚数で的確に、それでいて情感たっぷりに綴られて行く語り口が見事だった。
この作品を読むのは二度目。
今週末に見に行く朗読劇のテキストなんだけど、内容をすっかり忘れていたので予習として読んでみた。
結果、「ホントに前に読んだことあるの?」というくらい楽しめた(いつものことだw)
どの作品が登場するのか、それがどんなふうに舞台に現れてくるのか、今からとても楽しみ。
<収録作品>
鬼子母火 / 紅の玉 / 春花秋燈 / 器量のぞみ / 庄助の夜着 / まひごのしるべ / だるま猫 / 小袖の手 / 首吊り御本尊 / 神無月 / 侘助の花 / 紙吹雪
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