Mystery Seller 新潮社ミステリーセラー編集部編
8人の推理作家による短編ミステリーのアンソロジー。
犯人探しとかアリバイ崩しとかいった普通の(?)ミステリーではなく、状況自体が謎といった感じの作品が多かった。
読者からは全体像が見えないので先の見通しがきかず、ちょっとホラーっぽい要素もあり。
個人的にはこの間読んだ『七つの死者の囁き』より怖かったかも。
そんな中で一番ストレートにミステリーっぽかったのは有栖川さんの学生アリスが出てくる作品。
テンポがよくてオチも面白かった。
米澤さんの作品は内容的にはあまり好みじゃないけど印象的。
ジワジワと怖い…というより気持ち悪さが残る作品。
我孫子さんの作品は予想外の結末で面白かった。
<収録作品>
島田荘司「進々堂世界一周 戻り橋と悲願花」 / 有栖川有栖「四分間では短すぎる」 / 我孫子武丸「夏に消えた少女」 / 米澤穂信「柘榴」 / 竹本健治「恐い映像」 / 北川歩美「確かなつながり」 / 長江俊和「杜の囚人」 / 麻耶雄嵩「失くした御守」
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
「読了本」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント