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2012/02/13

万城目学/かのこちゃんとマドレーヌ夫人

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)

小学校1年生のかのこちゃんと、かのこちゃん家の飼い猫・アカトラのマドレーヌ夫人の日常を描いた物語。

とてもよかった。
最初は「女の子と猫の縄張り争いみたいなドタバタした楽しい話かな」と思って気楽に読み始めたけど、実際はとても深く柔らかく温かく、そして切ない物語だった。
季節的にはかのこちゃんが小学校に入学する春先から秋までの約半年間なんだけど、特に夏休みが終わったあたりから涙腺決壊し始めて最後は号泣(T_T)
こういうさり気なく、でもきちんと「別れ」が描かれている物語にはホント弱い。

たった7歳なのに現実ときちんと向き合って身体と心全体で受け止めて成長していくかのこちゃんが眩しかった。
何があっても毅然として自分を見失わず、最後は恩返しまでしてしまうマドレーヌ夫人も素敵。
そしてマドレーヌ夫人の「夫」である玄三郎の男気に感動した。
かのこちゃんを優しく見守るお父さんとお母さんもいいし、かのこちゃんの「ふんけーの友」すずちゃんも可愛い。

どこをとっても本当にステキな物語だった。
読めてよかった。

でも判型が新書版だとは思わなかったな。
新書の棚で見つけたときはちょっとビックリした。

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