東野圭吾/麒麟の翼
首都高の下に架かる日本橋の翼のある麒麟像の下で胸にナイフが刺さったまま倒れていた中年の男。
犯行現場から橋までは10分の距離があるのに、助けを求めることもなく橋を目指して歩いた男が最期に示したかったものとは。
寝る前に読み始めたら止まらなくなって一気読み。
丁寧に張り巡らされた伏線、それを一つ一つ解いていく緻密な展開、それでいてスルスルとページが先に進む読みやすさ。
さすがの面白さだった。
私は殆どあの界隈を知らないけど加賀と松宮と一緒に歩いている気分になった。
ただ、すごく読みやすいし上手いとは思ったけど、物語に感動するって感じはちょっと希薄。
全体的に感情よりも理性が勝っている感じの表現が多かったし、特に謎解き部分の描き方が淡白だったせいかな。
現在この作品を原作にした映画が公開中。
これだけ分量を2時間の映画にまとめるのは難しそう。
でもどの視点から見た物語にするかでかなり形が変わってくると思うので確認するのが楽しみ。
あと、多分映画版ではもっと情緒的な表現が多くなっていると思うので、いい感じに泣ける作品になっていると予想。
被害者の行動に微妙に疑問が残っているので、映画を見たらもう一回読み返してみよう。
でも、この麒麟、画像で見た限りでは「ちょっと怖い…」と感じてしまうのは私だけなんだろうか。
なんとなく「ガーゴイル」っぽくない?(^.^;
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