« 赤城毅/書物輪舞 | トップページ | 宮部みゆき/幻色江戸ごよみ »

2012/02/25

室積光/史上最強の内閣

史上最強の内閣
史上最強の内閣

隣国からのミサイル発射実験が現実として無視できない状況となったある日、現内閣は日本の舵取りを『影の内閣』に任せることにした-という話。

う~ん、つまらなかったわけではないけど、期待していたほどではなかったかな。真面目な部分と遊びの部分のバランスがあまりよくない感じ。
あと二条内閣の閣僚たちの性格設定は面白いけど、バックグラウンドがまったく説明されないので感情移入がし難かった。
(どの人が誰をモデルに書かれているのかは判るんだけど)

隣国の統治者の息子が遊園地で捕まるが何故か日本の芸能界で人気者になっていくあたりや、彼を奪還に来た隣国の工作員が日本に残ってアイドルグループとして成功し彼らを通じて世論がまとまっていくあたりはなかなか面白かった。

確かにこういうふうに何者にも束縛されず有言実行、判りやすい論理で動いてくれる内閣、閣僚だったらいいのかもしれない。
でもいくら政治家が有能だったとしてもそれだけで国が動いてるわけじゃないよねえ、というのをこれを読むことで逆に気付かされた気がするな。

|

« 赤城毅/書物輪舞 | トップページ | 宮部みゆき/幻色江戸ごよみ »

文房具」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

>でもいくら政治家が有能だったとしてもそれだけで国が動いてるわけじゃないよねえ、というのをこれを読むことで逆に気付かされた気がする

言えてますね。
たとえ無能(?)な政治家ばかりでも、とりあえず国は動いていくだろうし(というか、いる?)とか思うと、まさにという感じですね(^^;

投稿: ムムリク | 2012/02/26 10:41

■ムムリクさん
こんにちは。

ただ、そうやって「政治家が無能でもなんとか国が機能している」からこそ、有能な政治家が出てこないという側面もまたあるのかも?
永遠のパラドックスに陥ってる気がします~(;_:)
(幕末にあれだけの人材が一気に出てきたのは何が作用したんでしょうね??)
個人の資質に頼るには国として巨大化しすぎたということなんでしょうか。

投稿: tako | 2012/02/26 12:53

新作も痛快な小説です!

最新作「史上最強大臣」が出ましたね。
「史上最強の内閣」の続編、でしたが、もうひとつだったかな〜。前のほうがインパクト大きかったな。相変わらずおフザケも多いんですが。

birthday-energy.co.jp/
ってサイトは室積さんの本質にまで踏み込んでましたよ。この作品の読後感がイマイチなのは害年だからとか。次作に期待です!

投稿: 渋皮煮 | 2013/09/17 23:15

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29699/54074999

この記事へのトラックバック一覧です: 室積光/史上最強の内閣:

« 赤城毅/書物輪舞 | トップページ | 宮部みゆき/幻色江戸ごよみ »