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2012/03/08

堤和彦/ニッポンのここがスゴイ!外国人が見たクールジャパン

ニッポンのここがスゴイ! 外国人が見たクールジャパン
ニッポンのここがスゴイ! 外国人が見たクールジャパン

NHKBSで放送されている「COOL JAPAN 発掘!かっこいいニッポン」という番組の内容を纏めた本。
番組内で扱った内容や在日外国人による体験リポート、スタジオでの討論の内容など。
番組自体はテーマが多様で面白そうだけど、本としては番組紹介以上のものはなく期待外れだった。
まあ、もともとそういう目的で作られた本であるなら仕方ないわけだけど。

本の中に時々著者(番組プロデューサー)の感想のような文章が出てくるんだけど、これもかなりありきたりで読んでも「…で?」って感想しか出てこない。
やっぱりTV番組はTVで見ろってことか。

実家では確かBSも見られるので、今度帰った時にやってたらチェックしてみよう。

NHKBS:COOL JAPAN 発掘!かっこいいニッポン

ところでこの本の中で『日本人とユダヤ人』の内容についてちらっと触れている箇所があったんだけど、その前置きが『イザヤ・ベンダサンのベストセラー』となっていたのがちょっと気になった。
これって、イザヤ氏が実は日本人(山本七平)だって知ってて使ったのかな?
内容としては「日本人は水と安全はタダだと思っている」といった「確かにそうかもね~」で済んでしまう部分なのでそれ自体には意味はないけど、知ってて書名+著者名を出すのと全然知らなかったのではかなり差があると思うんだけど。
(でも知ってたらカッコ書きでも日本名も入れるかなあ)
その後にルース・ベネディクトの『菊と刀』の話もしてるので、それと対比させたかったのかな?
※ちなみに下記の角川one新書は「山本七平」名義。

日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))
日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))
菊と刀 (講談社学術文庫)
菊と刀 (講談社学術文庫)

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