舞台:ミュージカル『薄桜鬼』斎藤一 篇
ゴールデンウィーク前半最終日の30日、池袋のサンシャイン劇場で「ミュージカル『薄桜鬼』斎藤一 篇」という舞台を見てきた。
劇団も役者もお話も全然知らなかったので正直あまり期待していなかったけど、けっこう面白かった。
もともとゲーム(?)が原作らしいけど、舞台としてきちんとストーリーがまとまっていて全く知識のない私でもわかり易く出来ていたし、前半1時間半、15分の休憩を挟んで後半50分、合計約2時間半の長丁場にもかかわらず、見せ場も多く笑いのテンポもよくて初めてでも最後まで飽きずに見せてもらえた。
でも何より魅力なのは役者さんでしょう。
新選組の話なので出てくるのは1人を除いて全員男性(というより「男の子」)なんだけど、みんなきれいで細くて動きもよくて殺陣もダンスも上手くて、見ていて気持よかった♪
ただ、歌はちと残念だった。
セリフはけっこうちゃんとしてるのに、歌になると急に弱くなってしまい何を言っているのか聞き取れず。
まあそれでも進行上特に問題はないわけだけど、せっかくいいシーンなのに残念だなあというところがいくつもあった。
殺陣をやりながらあれだけ歌える体力はすごいと思うんだけど、個人的には普通の舞台のが良かったな。
対して唯一の女の子千鶴ちゃん役の子は歌がすんごい上手だった!
声も綺麗だし、音程もしっかりしてて高音の伸びが素晴らしかった。
逆に演技的にはちょっとワンパターンだったけど、歌については彼女に救われていた部分かなりあったと思う。
でも、みんな真剣に、それでいて楽しそうに演じているのが印象的だった。
それだけに休日の夕方の公演なのに客席に空きが多かったのはちょっと残念。
チケットがちょっと高い(指定:7,500円)というのもあるのかな。
舞台装置も衣装もクオリティが高いのでそのくらいの値段しちゃうのは仕方ないのかもしれないけど、せめて2階席はもうちょっと値段下げたほうがいいんじゃないのかなあ。
サンシャイン劇場で5/8まで。
■「ミュージカル『薄桜鬼』斎藤 一 篇」(公式サイト)
しかし、このサイトの写真だけだとまったく「新選組」が出てくるようには思えないなw
でもこの舞台を見て「浅田次郎の『一刀斎夢録』を読まなくちゃ!」と思ったのだった。
連休終わったら予約しようっと。
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