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2012/05/17

平岩弓枝/聖徳太子の密使

父・厩戸皇子の命を受けて、異国の優れた文化や知識を学ぶために珠光王女は旅立った。
王女とお供(三匹の愛猫と一頭の愛馬)一行は難波津から舟で西国を目指す。
食料や水の補給も兼ねて途中いろいろな島(国)に立ち寄るが、行く先々でさまざまは困難が待ち受ける。
そこで繰り広げられる冒険譚。

展開が早くて、文章も読み易かった。
ただ、行く先々で色んな妖怪変化や魑魅魍魎と戦う割にあっという間に決着が付いてしまい、盛り上がりには欠ける感じ。
もっとハラハラする場面があってもよかったな。
でも、お供の三匹の猫(白猫の北斗、三毛のオリオン、トラのスバル)の活躍が楽しかった♪
馬の青龍も最初は単なる馬かと思っていたら(猫たちは人間の姿になれるし、人間の言葉も判る設定)途中からいろんなことが出来るようになってたw

従者は主人を敬い、主人は従者を慈しむ、そしてお互いにいたわり合って困難な旅に挑む一行の姿がとても気持ちよかった。

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