福澤徹三/シャッター通りの死にぞこない
借金の取立てに失敗し殺されかけるが逆に社長を脅して大金を奪って逃げた闇金の社員が、小さな町の潰れかけた商店街で町おこしの手助けをするハメになる話。
設定が面白いし登場人物も個性的だったんだけど、残念ながら今ひとつ。
同じような展開が何度も繰り返されるのに途中ちょっと飽きた。
面白いエピソードがたくさんあったのでそれを生かして長編じゃなくて連作短編の形式の方が良かったんじゃないのかな。
あと、主人公の影山が元々はどんな人間なのかの説明が殆どなくて、人物像がイメージしにくかったのも原因かも。
途中で何度か出てくる影山の夢のシーンはなかなか面白かった。
それに「最後はちょっとホロリとさせるのかな」と思わせつつ、微妙に外してくる終わり方もよかった。
その直前の乱闘シーンはもうちょっとハラハラさせて欲しかったな。
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