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2012/06/18

逢坂剛/平蔵の首

平蔵の首

火付盗賊改方の長官、長谷川平蔵を主人公にした連作短編時代小説。

池波作品へのオマージュとのこと。
平蔵の性格設定などは確かに『鬼平~』を彷彿とさせる。
そこに、市中を歩くときはいつも編笠や頭巾を着用し、素顔を殆ど晒さないという設定を加えて独自性を出している。

平蔵と部下の与力たち、密偵とのバランスやコンビネーションもいい。

ただ、最初の3編はよかったけど後半の3編は設定が入り組んでいるうえに登場人物が多くてちょっと読みにくかった。
もうちょっとシンプルな話のほうが好きだな。

また、「誰も顔を知らない」という設定を強調するためなのか、『誰かと誰かが入れ替わる』という仕掛けが多くてちょっとワンパターンだったのも気になった。

<収録作品>
平蔵の顔 / 平蔵の首 / お役者菊松 / 繭玉おりん / 風雷小僧 / 野火止

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