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2012/08/29

太田忠司/甘栗と金貨とエルム

甘栗と金貨とエルム (角川文庫)

半月前に事故で父親を失った高校生・甘栗晃は父の職場であった探偵事務所の整理中に小学生の少女・淑子の訪問をうける。
彼女は父親の最後の依頼人だった。
既に依頼料を払ってあると言ってきかない淑子に押し切られて晃は彼女の母親探しを引き受けるが…。

長編ミステリー。

面白かった。

人物や舞台の設定と謎のバランスがちょうどいい。
この間まで普通の高校生だった晃が会ったこともない大人の女性を探す過程が、上手く行き過ぎることなく、でも読んでいてイライラするほど回りくどくなく丁寧に書かれていて納得しながら読めた。

ただ、タイトルの「甘栗」と「エルム」はともかく「金貨」についてはあれだけしか背景がないのはちょっと納得行かなかった。
わざわざタイトルにつけるくらいだから何かもっと深い意味がありそうだったしあるべきだと思うんだけど。
(それともまだあそこでは終わっていないのか?)

表紙のイラストは綺麗で可愛くて作風としてはきらいじゃないけど、小学生のエルムはともかく晃は高校2年生(しかも身長180cm)にはちょっと見えないような気がする…。

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