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2012/08/19

本格ミステリ作家クラブ・編/珍しい物語のつくり方

珍しい物語のつくり方 本格短編ベスト・セレクション (講談社文庫)

05年に発表されたミステリ短編の中から優秀な作品を集めたアンソロジー。
13本の短編ミステリと1本の評論を収録。
この年の選者は乾くるみ、歌野晶午、円堂都司昭の3氏。

「本格」というのが何なのか相変わらずよく判らないけど、そういうことを考えなくても楽しめる作品ばかりで面白かった。
中でも小市民シリーズの一部として書かれた米澤穂信さんの「シェイク・ハーフ」が楽しかった。
このシリーズ、3作目以降読んでないのでもう一回読んでみようかな。

収録された13作のうち5作は既読。
短編ミステリとかアンソロジーとか好きなので仕方ないね。

巻末に杉江松恋氏による作品解説付き。

<収録作品>
東川篤哉「霧ヶ峰涼の逆襲」 / 黒田研一「コインロッカーから始まる物語」 / 霞流一「杉玉のゆらゆら」 / 柄刀一「太陽殿のイシス(ゴーレムの檻 現代版)」 / 佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」 / 道尾秀介「流れ星のつくり方」 / 森福都「黄鶏帖の名跡」 / 浅暮三文「J・サーバーを読んでいた男」 / 田中啓文「砕けちる褐色」 / 石持浅海「陰樹の森で」 / 岩井三四二「刀盗人」 / 蒼井上鷹「最後のメッセージ」 / 米澤穂信「シェイク・ハーフ」 / 小森健太朗「『攻殻機動隊』とエラリイ・クイーン-あやつりテーマの交錯-」

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