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2012/08/02

万城目学/偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

読み終わるまでに5日かかった。
550ページあるので確かに長い話ではあるんだけど、特に前半部分に苦労した。
つまらないわけじゃないけどどこに行こうとしているのか判らない描写が続くのでちょっと読むのが辛かった。

それに対して「こと」が起きてからの展開は、スピーディでハラハラして楽しめた。

語り手である涼介は正直あまり好きじゃなかったなあ。
あまりピントが合っていないキャラクターなので、なんだか読んでるとイライラして来る感じ。
逆に涼介から「変わってる」「ヤな奴」と思われている淡十郎や清子、棗のほうが感情移入しやすかった。

あとパタ子さんももっと重要な役割なのかと思ったらそうでもなくて、ちょっと肩透かしを食った感じ。

「こと」が起こる原因になったシーン、ちゃんと覚えていたのに、しかもそれが何だったのかもその時点で分かっていたのにそれが及ぼす影響にまで思い至らなかった自分が情けない(;_;)
でもその分ドキドキしながら楽しめたけどね。

終わり方もよかった。
タイトルの「しゅららぼん」の意味もずっと謎だったので、わかって嬉しい。

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