北上次郎×大森望/読むのが怖い!Z 日本一わがままなブックガイド
楽しかった~♪
北上さんと大森さんの噛み合ってないようで噛み合っているコンビネーションが今回も絶妙。
北上さんは結構サラッとキツいことを言ってることが多いけど、それを読んでイヤな気持ちになることはない。
それは北上さんが俎上に乗せているのは作品だけで、著者の人間性を否定しているわけではないからだと思う。(興味がないのかも?w)
否定する時もきっぱりだけど、好きな作品への愛情表現もストレートで気持ちいい。
お二人(特に大森さん)の作品の要約が解りやすかった。
取り上げられた中で面白そうな本、読みたい本を片っ端からブクログに登録。苦手な分野も沢山あったので実際にどのくらい読めるかはわからないけど、知らない世界に挑戦してみよう(^^)
宮部みゆきさんの『小暮写眞館』を紹介するページで北上さんが
この人の文章を読んでるだけで、ゾクゾクして、うれしいわけ。宮部さんの文章を読んでることを、身体が喜んでる感じ。「今すごく幸せな体験をしてるよな」っていう。ずっとこのまま時間が止まってほしいっていうね。その記憶だけはすごく覚えてる。
と言ってるんだけど、すごく気持ちが判る。
私の場合、宮部さんの本を読んでいると、何(誰の作品)を読んでいるのか判らなくなることがある。
そのくらい言葉がまったく違和感なく頭に届いてくる感じ。
新刊だとまだストーリーを追いかけなきゃと思う頭が働くのでそうそう陶酔してばかりもいないけど、以前読んである程度内容がわかってる話を再読するともう文章の流れだけで気持ちよくなれるな。
本当に素晴らしい作家さんなのでこれからもたくさんステキな作品を書いていって欲しい。
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