« 井川香四郎/男ッ晴れ 樽屋三四郎言上帳 | トップページ | 萩耿介/炎帝 花山 »

2012/10/15

佐藤賢一/女信長

女信長

タイトルどおり「信長は実は女だった」という話。

信長の戦いの史実や事跡はそのままにそれを成した本人の性別を入れ替え、その周囲の人間関係、思惑をそれに合わせて構成してあるので、知ってる話と知らない話が交互に出てきて面白かった。

浅井長政をめぐるくだりとかなかなか興味深かったw

ただ、主人公の信長(御長/おちょう)はかなり強烈で印象的ではあるけど、魅力的かと言われたらちょっと困るかな。
男であることを望まれ、それを受け入れて生き、男以上の結果を出していったという果敢さは素晴らしいけど、自分以外はすべて愚か者だとして人を人とも思わない振る舞いはある程度までは魅力になる場合もあるけどそれを超えると嫌悪感しか持てなくなる。
特に最後のほうはヒステリー気質のDVオバサンになってたし…(汗)
(光秀に対する仕打ちはヒドすぎ)

主題が性(ジェンダー)的な意味を含むから仕方ないんだろうけど、それにしてもちょっと「男」と「女」を意識しすぎという感じもあった。

最後、本能寺から秀吉支配の期間は飛ばして一気に家康が大御所になってる時代になって思い出話で終わっている構成は好き。

この年末にこの作品を原作としたドラマが放映される予定。
フジテレビ「女信長」
主演の信長/御長は天海祐希。
天海さんのことだからきっとカッコいい信長と、ヤーな感じの御長を演じきってくれることでしょう。楽しみ♪
ただ、信長の正室・お濃が小雪というのがちょっと納得出来ないんだなあ。
この作品でのお濃はちょっと天然で可愛げがあって、でもバカじゃないって設定だから。
むしろお市を演じる長澤まさみがお濃のほうがいいし、信長の初恋の相手で愛人である浅井長政に姉の形代として嫁ぐことになるそっくりの妹に小雪のほうがあっているような気がするんだけど。
でも、合ってないといったら羽柴秀吉役の伊勢谷友介には負けるかw
全然「サル」じゃないじゃんっ!
そのあたりも含めて楽しみである。

|

« 井川香四郎/男ッ晴れ 樽屋三四郎言上帳 | トップページ | 萩耿介/炎帝 花山 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

読了本」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29699/55931460

この記事へのトラックバック一覧です: 佐藤賢一/女信長:

« 井川香四郎/男ッ晴れ 樽屋三四郎言上帳 | トップページ | 萩耿介/炎帝 花山 »