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2012/12/13

志水辰夫/引かれ者でござい 蓬莱屋帳外控

引かれ者でござい―蓬莱屋帳外控

『つばくろ越え』に続くシリーズ2作目。
蓬莱屋の通し飛脚たちが旅(仕事)先で巻き込まれる厄介事を解決する短編3本。

今回も面白かった。
特別愛想や人当たりがいいわけではないけれど、身近に困っている人間がいるとつい手助けしたくなる飛脚たちの活躍。
遠い道のりを大金を身に着けて一人で駆け抜けるだけに知恵も度胸もある飛脚たちだけど、剣がつかえたり人を殺めたり出来るわけではないから、かなり危険なところに身を晒すシーンとかもあって最後までハラハラしながら読んだ。

山を登ったり降りたりしているシーンが多いので、読んでいるだけで疲れてしまう(^.^;
どこに行くにも基本は自分の脚で移動しなければならなかった昔の人は本当に大変だったんだなあ。

3作ともよかったけどなかでも、予期せぬ道連れの出現で思い通りに脚を使えない飛脚(宇三郎)がイライラしながらも同行者を束ねて山道を行く「旅は道連れ」がよかった。

ただ、前作同様どの作品の飛脚もタイプが似ていて見分けがつかないのが難点。
あと、それ以外の登場人物が多くて、しかも名前しか出てこないことがあるので誰が誰だか途中で判らなくなることも多かった。

<収録作品>
引かれ者でござい / 旅は道連れ / 観音街道

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