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2013/01/06

「博物館に初もうで」展~初詣~「あっぱれ北斎!光の王国」展

久々に最高気温が2桁になった今年最初の日曜日、初詣も兼ねてぷらぷらと遊びに行ってきた。

行き先は「博物館に初もうで」展@東京国立博物館(上野)~初詣@日枝神社(赤坂見附)~「あっぱれ北斎!光の王国」展@池袋・西武ギャラリー。

「博物館に初詣」展は東京国立博物館に所蔵されている作品の中から縁起のいい図柄のものを集めての展示。
目玉は国宝の長谷川等伯作「松林図屏風」。
勢いのある筆致と大胆な空白が印象的な作品だった。
混み合うこともなくゆったりとした館内。
順路も気にせずフラフラと2時間ほど巡回してきた。
けっこう写真撮影OKな展示物が多かったのが意外。
重文や国宝級のものでもOKだったりして、たくさんの人が撮影していた。
小学生くらいの男の子が戦国時代の鎧を解説文も含めて撮影していたのが印象的だった。
■東京国立博物館:博物館で初もうで
(1月27日まで。※但し、「松林図屏風」の公開は1月14日まで)
工事中だった東洋館がリニューアルオープンしたとのことだったけど、既にちょっと疲れが来ていたしこのあとも予定を入れていたので残念ながら今日はパス。
ちょうどお昼時だったので隣接している「ホテルオークラレストラン ゆりの木」でランチ休憩。

その後、銀座線で赤坂見附に移動して日枝神社で初詣。
最近は毎年ここでお参りしてお守りを買って帰るのが習慣。
以前は1月後半くらいに来ることが多かったので閑散とした中の初詣だったけど、さすがにまだ5日だと人出も多いし屋台も出ていてそこそこ賑わっていた。
お参りしておみくじを引いて、お守りを買って初詣は終了。

ここから丸ノ内線で池袋に。
そのまま帰ろうと思っていたんだけど、ここまで来て急に池袋西武内のギャラリーで開催されている「あっぱれ北斎!光の王国」展の招待券を持っていることを思い出した。
しかも会期は今日まで。
せっかくなのでちょっとだけ寄ってみることに。
デパートの中のギャラリーのためか思った以上に混雑していてビックリ。
この展覧会は去年行った「フェルメール 光の王国」展同様、その作家の本物(実物)ではなく作品を最先端の印刷技術で再現した作品の展覧会。
なので、会場内は撮影OK。
みんなすごい勢いで写真を撮っていたw
今回展示されていたのは富嶽三十六景と滝を描いたシリーズ。
さすがに実物に比べると奥行きとか繊細さが消えて平坦な印象を受けたけど、それでも色は綺麗に表現されていたと思う。
北斎といえば「神奈川沖浪裏」に代表されるような「青」を基調にした作品が印象的。
他にも「相州七里ガ浜」などほぼ青の濃淡で描かれた作品もあって目を引かれた。
「東都浅草本願寺」の大胆な構図や、桶枠の向こうに小さな富士が見える「尾州不二見原」もよかった。
美術品は実物を見るのがもちろん一番いいけど同じアーティストの作品が一堂に会する機会というのはなかなかないので、こうした技術が発達して手軽に見る機会が出来るのは興味を持つきっかけとしてはいいかもしれない。

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