白隠展@Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「白隠展 禅画に込めたメッセージ」を見に行ってきた。
白隠慧鶴(はくいん えかく)は江戸中期の禅僧で臨済宗の中興の祖と言われる人物、とのこと。
白隠禅師本人のこともその作品も全然知らなかったけどとても面白かった。
力強く大胆で自由な筆致で描かれた禅画は今から300年前の作品なのに全然古くないところが凄い。
画風もそうだけど、絵の具(というか墨)自体もかなり鮮やかに残っている作品が多く、古びた印象がなかったのが意外だった。
堅苦しいところがなくておおらかな画風とひょうきんなテーマで見ているとついニコニコしてしまう。
書も力強く直線的な文字で、ちょっと広告用のPOP文字みたいな感じだった。
しかも筆で一気に書いたのではなく輪郭を書いてその中を塗りつぶしている作品とかもあって、びっくりした。
禅宗(臨済宗)についても禅画についても知識がないのでそこに込められたメッセージまで感じることは出来なかったけど、何となく「難しいもの」「古臭いもの」と思っていた禅画の楽しさ、自由さに触れられただけでもいい経験だった。
会場内は少し混雑していたけど一つ一つの作品が大きめだからかあまり1箇所に集中することがなく自然にゆったりと人が流れていたので、ほとんどストレスなく見て回ることが出来た。
イヤホンガイドは俳優の井浦新さんと大学教授の山下裕二さん。
山下さんの解説が妙におかしかったw
それにしても白隠さん、300年前(1685年生まれ)の人なのに84歳まで生きたらしい(*_*;
しかも絵を本格的に描き始めたのは60歳を過ぎてからで、死の直前まで絵を描いていたとか。
パワフルだなあ。見習いたい。
会期は2月24日まで。
■白隠展公式サイト
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