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2013/04/24

桜憑き―異形コレクション綺賓館〈3〉

桜憑き―異形コレクション綺賓館〈3〉 (カッパ・ノベルス)

桜を中心に春の花をテーマにした小説作品のアンソロジー。
監修は井上雅彦さん。

古典の域に入るものから、新しい作品まで全19作。
好き嫌いはあるけれど、どれも華やかで妖しい。
日本人がどれだけ「桜」という存在を特別に思っていたかが判る作品集。

城昌幸の「人花」と新美南吉の「花をうめる」がよかった。
安吾の「桜の森の満開の下」と梶井基次郎の「桜の樹の下には」は初めてちゃんと読んだ。
「桜の森の~」のほうが分かりやすくて好きだな。

「桜の森の満開の下」というと今は解散してしまった劇団「夢の遊眠社」の舞台を思い出す。
’89年に初演、'92年に再演された舞台の華やかさと笑いとそして同時に哀しみに満ちた舞台の美しさを今でも覚えている。
再演のときの舞台の床にライトで桜の花の形がゆらゆら揺れている演出が素敵だった。
(このときは同じ舞台を3回見た。で、感動して「ずっと遊眠社についていきます!」と思った直後の解散発表…がっくりしたw)

<収録作品>
菅浩江「桜湯道成寺」 / 五代ゆう「阿弥陀仏よや、をいをい」 / 森真沙子「花や今宵の…」 / 速瀬れい「約束の日」 / 菊地秀行「ある武士(もののふ)の死」 / 竹河聖「闇桜」 / 井上雅彦「花十夜」 / 城昌幸「人花」 / 新美南吉「花をうめる」 / 森奈津子「シロツメクサ、アカツメクサ」 / 吉行淳之介「花畠」 / 藤田雅矢「舞花」 / 坂口安吾「桜の森の満開の下」 / 倉橋由美子「花の下」 / 萩原朔太郎「春の実体」「憂鬱なる花見」 / 赤江瀑「春泥歌」 / 石川淳「山桜」 / 小泉八雲「十六桜」 / 梶井基次郎「桜の樹の下には」

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