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2013/04/11

坂木司/大きな音が聞こえるか

大きな音が聞こえるか

恵まれた環境に育ち、自分が見えなくてこのまま腐っていきそうだった高校生の泳がアマゾン川にサーフィンをしにいく話。

いい話だし面白かった…けど、長かった。
すごく丁寧に書いてあるなあとは思ったけど、それが却って勢いを消してしまってるような気がした。

旅費を貯めるためにバイトをして、現地の言葉を覚えて、サーフィンをきちんと習って、親を説得して…あたりの前半の展開は好き。
でも後半は「この話、どこまで行っちゃうのかなあ」という印象のほうが強かった。
ちょっと広げすぎだったような気がする。
と言っても、そこからちゃんときれいにエンドマークが付いているあたりはさすが。

あとサーフィンやブラジル、アマゾン、ポロロッカについての丁寧な描写は素晴らしかった。
本当に見に行ったりしたのかしら。
まさか実際に乗ったりはしていない…よね?(^^;

これを読んで一番感じたのは「運も実力のうち」ってことかな。
なんだかんだ言って恵まれ過ぎでしょ。
あんなにちゃんと自分のことを考えてくれる大人に囲まれた子どもってそんなにいないよ。(大人にだっていないよ)
そこに甘んじず、さらに高みを目指して行くとき、泳はどんな大人になるんだろうな。
あと、二階堂の今後も気になる。
(キャラ的には二階堂のが好きかも)
坂木さんのことだから二階堂バージョンも書いてくれるんじゃないかとちょっと期待。

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コメント

以前 NHK だったと思いますが、実際にポロロッカでのサーフィンに挑戦した記録を放送したことがあります。
とてつもなく大変なものでした(^^;
スタッフの数から、機材準備、実際ポロロッカに乗る。そもそも波が小さくてとか、海の波と違うのでうまく乗れないとか、いろいろで。
なんていうと話の趣旨からそれてしまいますね(^^;

投稿: ムムリク | 2013/04/15 21:35

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