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2013/06/15

富樫倫太郎/信長の二十四時間

信長の二十四時間

信長が本能寺で襲われた日を中心にそこに至る周囲の目論見や暗躍を描いた作品。

明智、秀吉、信忠ら織田の身内だけでなく、公家や伊賀の忍者一族を物語に加えたことで話に奥行きや広がりが出て面白く読めた。
忍者たちも仲間を虐殺した仇として信長の命を狙う百地党、対して織田を守る藤林党、更に徳川家に仕える服部一族がそれぞれの役割を果たしつつ絡んでくる構成で読み応えあり。
ただ、それぞれ主要なメンバーとして数人が描かれるわりには描き分けが今ひとつだったようにも思う。

ストーリーは百地党の頭首である連歌師・里村紹巴こと百地丹波が企てた信長暗殺計画に公家で太政大臣の近衛前久や信長の家臣・羽柴筑前守秀吉を巻き込んで進行する。
まあ、あっちもこっちも騙し騙されの連続で、まさに「権謀術数が渦巻く」展開。
主要な登場人物は限定されるものの、あまり思い入れを持つように描かれた人物は出てこないので全体的にわりと淡々と読み進められる感じ。

ラストはそんなに意外性はなかったけど、全体の流れから行くと上手くまとまっていたと思う。

それにしても今回、光秀は可哀想すぎる役回りであった(涙)

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