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2013/06/06

畠中恵/ひなこまち

ひなこまち

「しゃばけ」シリーズ11作目。

「お願いです。助けて下さい」-
誰が書いたとも判らない木札に出会った若だんなが救いを求めている誰かに出会うために長崎屋にやってくる厄介事を解決していく短編集。

非常にきれいにまとまっていて、ここ数作では一番楽しめた。
若だんなを始め、それぞれの登場人物の役割のバランスがとてもよくて読みやすかった。
人物(妖たち)や舞台設定、行動範囲、物語の雰囲気からいうとこのくらいのスケールの話がいちばんピッタリくるような気がするな。
一枚の木札から始まってグルっと回ってまたその木札に戻ってオチがつく構成も効果的。

特に若だんなを守るために外に飛び出した屏風のぞきとそれを追いかけていった仁吉が活躍する表題作「ひなこまち」は勢いがあってとてもよかった。
屏風のぞき、可愛いなあw

最近新作を読んでもイマイチ楽しめないことが多くて「もうこのシリーズは読まなくてもいいかなあ」と思い始めていただけに今回の復活は嬉しい。
今後もこんな感じの話で続いてほしいな。

<収録作品>
ろくでなしの船箪笥 / ばくのふだ / ひなこまち / さくらがり / 河童の秘薬

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