朝松健/てれすこ 大江戸妖怪事典
岡っ引きの娘で霊感の強い美江とその幼馴染で蘭医の息子・菊之助が稲毛外羅と名乗る怪しい蘭学者とともに『大江戸妖怪辞典』という書物を作るため妖怪退治をする話。
面白かった♪
『大江戸妖怪辞典』を作るために実際にその妖怪を捕まえて本に閉じ込めるという設定、捕まえるために外羅が考えだす妖怪を吸い取る妖気掃除機や、離れた場所から司令が出せる妖話器などの道具、外羅を目の敵にする悪路王の手下たちなど笑える要素満載の怪談話。
くだらないな~と思う部分も多少あったし全然怖くはないけど、テンポのよい文章でサクサク楽しく読める作品。
朝松さんの作品は今までシリアスなものしか読んでなかったので、こんな作品も書くんだと新鮮な驚きだった。
続編もぜひ読みたい。
<収録作品>
浅草狸の藪知らず-お咲とガイラ先生- / 影がまた降る-つるべおとし- / 三人の通り神-ぶこあたり-
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