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2013/08/09

高橋克彦/紅蓮鬼

紅蓮鬼 (角川文庫)

人の身体に取り憑き異性とまぐわうことで宿主を替えてゆく淫鬼と、深い恨みを抱いたまま大宰府に眠る人物の墓から淫鬼に呼び出された怨鬼。
この2匹の鬼によって京の都は蹂躙されようとしていた。
その気配を察知した加茂一族の末裔・忠行と大叔父・忠峯の2人の鬼退治が始まる-。

エロい鬼が主役なので、エロい描写がたくさんあって電車で読むのを躊躇いました(^^;(別に挿絵があるわけじゃないけどw)
淫鬼のほうはすごく性格が悪くてすんごいヤなヤツなんだけど、怨鬼のほうはけっこう剽軽で面白かった。
(高橋さんはこういうキャラ得意だよね)
と言っても怨鬼だって、かまいたちで何の罪もない人間をガンガン殺しちゃうんだから「いいヤツ」ではないわけだけど。
対する鬼祓いの家系、加茂さんちの2人はちょっと真っ当すぎてイマイチ面白みに欠ける感じ。
もうちょっと個性があってもよかったんじゃないかな。

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