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2013/08/25

中島要/晦日の月 六尺文治捕物控

晦日の月 六尺文治捕物控

日本橋の名親分として名高い十手持ちの辰三が上方を荒らしまわる盗賊「名なしの幻蔵」一味を追ったまま突然姿を消してから半年。
その留守を預かり島の見回りを引き受けた子分の文治と、辰三の娘・お加代が事件の謎を解く時代ミステリー。

十手持ちとして文治が出くわす数々の事件と、突然消えた辰三の行方を探るという2つの内容が同時進行する形。
事件自体は面白かったけど、そこに関わる登場人物たちの描かれ方が殺伐としていて共感出来る人がいなかった。
特に辰三の娘・お加代は可愛げがなく、セリフが煩くてイライラした。
いくら「美人で頭がいいけど口喧嘩なら男にも負けないキツイ性格」という設定でも、「その反面~」みたいな描写がなかったら全然魅力的に思えないんだけど。
しかも相手役の文治もイマイチ頼りないし…。
もうちょっと2人の関係に、気持ちが通じるほのぼのする部分が欲しかったな。

あと、何より終わり方が唐突すぎる。
多分シリーズ化されるんだろうけど、だとしてももうちょっとこれはこれで一段落、という終わり方が出来たような気がするんだけど。

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