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2014/02/25

神護かずみ/石燕夜行 輪入道の巻

石燕夜行 2    輪入道の巻 (角川文庫)

シリーズ2作目。

面白かったけど1作目ほどのワクワク感はなかった。
石燕と鏡花がつるんでるシーンが意外に少なかったのが残念。

前回出てきた蛇座頭と蛭法師が再登場。
前作よりも「悪い奴」オーラが減っていたような感じ。
確かに悪役ではあるけどその中に間抜けな部分や臆病な部分などが見え隠れしていた。
前作で出てきた時はもっと圧倒的な悪役のようなイメージだったのでちょっと意外な感じ。
更に悪人には悪人なりの義理があるといった感じのまめまめしさもあってそれが面白かった。
あと妖猫の双尾丸が可愛かった♪

話が進むにつれて石燕を縛っていた鎖が一つづつ解かれていく。
鎌倉での想いを解き放った石燕はこれからどうなって行くのかな。

逆に鏡花は謎が一つづつ解き明かされるごとに、彼の持つ闇が深くなっていく感じ。
このあと鏡花と石燕が対立するような流れにならなければいいけど。

今回の表紙は鏡花みたいだけど…ちょっとイメージ違うな。

<収録作品>
妖笛の巻 / 夜叉椛の巻 / 輪入道の巻

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