津原泰水/たまさか人形堂それから
シリーズ2作目。
1作目を読んでから時間が経っていたので、アウトライン(若い女主人と2人の腕の良い人形師がいて修復を主に請け負うお店の話)以外の細かい設定を忘れていて、「そうだったっけ?」「あー、なるほど」と思いながら読んだ。
特に束前という登場人物のことはすっかり忘れていて「こんなに重要な設定だったんだっけ?」という印象だった。(ごめんなさい、束前さん(^^;)
前作で感じた「文章のテンポが気持ちいい」という部分は今回も変わらず。
特にポンポンと繰り出される会話部分がよかった。
「小田巻姫」の冒頭のジョンスコを巡る会話の応酬も笑えたし、最後の「雲を超えて」での人形たちの会話も楽しかった。
店を離れた富永がどんな姿で帰ってくるのか、澪と束前の関係はどうなるのか…続きが楽しみ。(次は忘れないようにしないと!w)
<収録作品>
香山リカと申します / 髪が伸びる / 小田巻姫 / ピロシキ日和 / 雲を超えて
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
「読了本」カテゴリの記事
- 田牧大和 / 泣き菩薩(2015.07.24)
- 山本兼一 / 黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎(2015.07.23)
- 田牧大和 / 春疾風 続・三悪人(2015.07.22)
- 田牧大和 / とんずら屋弥生請負帖(2015.07.21)
- 里見蘭 / 暗殺者ソラ: 大神兄弟探偵社(2015.07.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント