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2014/03/15

津原泰水/たまさか人形堂それから

たまさか人形堂それから

シリーズ2作目。

1作目を読んでから時間が経っていたので、アウトライン(若い女主人と2人の腕の良い人形師がいて修復を主に請け負うお店の話)以外の細かい設定を忘れていて、「そうだったっけ?」「あー、なるほど」と思いながら読んだ。

特に束前という登場人物のことはすっかり忘れていて「こんなに重要な設定だったんだっけ?」という印象だった。(ごめんなさい、束前さん(^^;)

前作で感じた「文章のテンポが気持ちいい」という部分は今回も変わらず。
特にポンポンと繰り出される会話部分がよかった。
「小田巻姫」の冒頭のジョンスコを巡る会話の応酬も笑えたし、最後の「雲を超えて」での人形たちの会話も楽しかった。

店を離れた富永がどんな姿で帰ってくるのか、澪と束前の関係はどうなるのか…続きが楽しみ。(次は忘れないようにしないと!w)

<収録作品>
香山リカと申します / 髪が伸びる / 小田巻姫 / ピロシキ日和 / 雲を超えて

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