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2014/04/05

ダ・ヴィンチ編集部・編/本をめぐる物語 一冊の扉

本をめぐる物語 一冊の扉 (角川文庫)

8人の作家による「本」をテーマにした短編アンソロジー。
執筆陣は中田永一、宮下奈緒、原田マハ、小手毬るい、朱野帰子、沢木まひろ、小路幸也、宮木あや子の各氏。

テーマに対するアプローチがさまざまで楽しく読めた。
内容も読んでいてニヤニヤしてしまうものから泣けるものまで様々。
しかもこうしたアンソロジーにありがちな出来不出来のバラつきが殆ど無く、どれも短編ながら読み応えのあるしっかりした作品ばかりで面白かった。
特に朱野さん、小路さん、宮木さんの作品が好き。

原田さんの作品は本が登場する後半よりも前半の年老いた父母と娘との関係が身につまされて読むのが辛かった。
電車の中で読んでいたら泣けてきたのでいったん止めて帰ってから続きを読みなおしたくらい。
最後は光が見える結末でちょっと安心したけど、自分もいずれはこうした問題に直面する日が来るかもしれない。
(哀しいけど)覚悟をしておかなければ…。

<収録作品>
中田永一「メアリー・スーを殺して」 / 宮下奈緒「旅立ちの日に」 / 原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」 / 小手毬るい「ページの角の折れた本」 / 朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」 / 沢木まひろ「時田風音の受難」 / 小路幸也「ラバーズブック」 / 宮木あやこ「校閲ガール」

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