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2014/05/08

アンドレーア・ケルバーケル/小さな本の数奇な運命

小さな本の数奇な運命 (シリーズ愛書・探書・蔵書)

出版されて60年を経たある1冊の本が、古本屋の棚の中で次の持ち主を待ちながら自分の過去を振り返る…という話。

ちょっと前に読んだ『図書室のキリギリス』に出てきて面白そうと思って読んだけど、残念ながら今ひとつだった。
70ページしかない作品なのに文章に違和感があってなかなか進まず読み終わるのに1週間くらいかかった。
特に冒頭の数ページ、読点が多すぎてブツブツ切れる文章が読みにくかった。
表現もけっこう観念的で分かりにくいし。

古本屋に並んだ本が主人公の物語という設定は面白いと思うんだけどな。
なんか「ブンガクテキ」すぎて、私には難しかった。

翻訳本の場合、この「読みにくさ」とか「自分に合わない感じ」がその本が本来持つものなのか、それとも間に入る翻訳のせいなのか判断できないところがもどかしい。

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