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2014/05/31

荒山徹/長州シックス 夢をかなえた白熊

長州シックス 夢をかなえた白熊

長州藩の欧州遠征に参加したのは5人ではなく6人だった、という内容の表題作始め、いずれも幕末~維新を舞台にした短篇5篇を収録。

冒頭の表題作と最後の天誅組を扱った「ファイブ・アーティクルズ 維新の魁」は面白かったけどそれ以外はイマイチ。
特に「シュニィユ 軍神ひょっとこ葉武太郎伝」はタイトルからして「ゴメンナサイ」な感じだった。
「長州シックス」もタイトルや表紙の印象と内容がずれていたので「あれ?」という気がしたけど、その後これを読んだらまだまともな展開だと思えた。

別に真面目いっぽうの作品だけを読みたいわけではないけど、ダジャレで名付けとかあんまり好きじゃないな。

それと時代背景は全編同じだけど、作風としてはかなりバラバラで全体的に「なんでこれとこれ一緒にしたかな?」という印象だった。

最後の「ファイブ・アーティクルズ 維新の魁」は公家の出身でありながら天誅組の大将となった19歳の中山忠光が魅力的。
ちょっとかっこよく書かれすぎという気もするけど、敗走の途中でも仲間を信じる気持ちを失わず寄せ集めの志士たちの先頭に立って進む姿は感動的だった。
彼についての他の作品も読んでみたくなった。

<収録作品>
長州シックス 夢をかなえた白熊 / ウルトラ・ダラー 幕末英語教育事始 / シュニィユ 軍神ひょっとこ葉武太郎伝 / トゥ・バ・ビヤン 腰撫で襦袢伝奇 / ファイブ・アーティクルズ 維新の魁

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