都筑道夫/キリオン・スレイの生活と推理
東京・目白の友人宅に居候しているアメリカ人の前衛詩人 キリオンが持ち前の好奇心から身の回りで起こる事件に首を突っ込んで真相を暴いていく短編ミステリー。
'77年文庫化された作品。
主人公のキリオンが若者なので当時の若者文化中心に描かれているせいか多少古臭い感じがしたし、殺人など重大かつ込み入った事件に民間人(しかも外国人)が首を突っ込むのはどうなのかなという部分もあったけど、話としてはけっこう面白かった。
以前読んだ『古書ミステリー倶楽部』に入っていた作品が面白かったので読んでみたんだけど、なんとなくその時に感じたキャラと違っていたように思えたので『古書~』の作品も読んでみたけど、設定は特に変わってなかった。
何か他の作品と勘違いしたのかな(?_?)
人気シリーズだったようでこれ以外にあと3冊出版されているみたい。機会があったら読んでみよう。
<収録作品>
なぜ自殺に見せかけられる犯罪を他殺にしたのか / なぜ悪魔のいない日本で黒弥撒を行うのか / なぜ完璧なアリバイを容疑者は否定したのか / なぜ殺人現場が死体もろとも消失したのか / なぜ密室から凶器だけが消えたのか / なぜ幽霊は朝めしを食ったのか
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