« 篠綾子/藤原定家・謎合秘帖 華やかなる弔歌 | トップページ | ダ・ヴィンチ編集部 編/サイドストーリーズ »

2015/04/17

長崎尚志/闇の伴走者 醍醐真司の博覧推理ファイル

闇の伴走者: 醍醐真司の博覧推理ファイル (新潮文庫)

病気で死んだ巨匠漫画家のアトリエから発見された過去に発生した連続女性失踪事件に関連すると思われる未発表の作品。
元警官でフリーの調査員である優希はその原稿の調査を依頼される。
その助っ人としてフリーの編集者の醍醐を紹介されるが…。

長編ミステリー。
初読みの作家さん。なかなか面白かった。

主人公は優希だけど、謎を解くのは醍醐という設定。
優希が行動、醍醐が思考って感じかな。
(優希も頭が悪いわけではない)
この役割分担が明確なのがいい。
それでいて、2人の息が合っているように思えないのも面白い。
2人の微妙な距離感の表現が上手いなと思った。

著者は「Masterキートン」などの漫画原作を手がけてきた人物とのこと。
その経験から来るのであろう、醍醐が語る漫画について(漫画家の作風や編集者と漫画家の関係など)の薀蓄話が非常に面白かった。

事件のほうはちょっと長いかなと思いつつも、犯人が二転三転して適度に危険なシーンもあったりと緩急と盛り上がりがあって最後まで飽きずに読めた。
ただ、最後の真犯人との対峙のシーンはちょっとあっさりだったかな、という印象。
でもコンビとしては面白かったので続編も期待。

|

« 篠綾子/藤原定家・謎合秘帖 華やかなる弔歌 | トップページ | ダ・ヴィンチ編集部 編/サイドストーリーズ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

読了本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29699/61952921

この記事へのトラックバック一覧です: 長崎尚志/闇の伴走者 醍醐真司の博覧推理ファイル:

« 篠綾子/藤原定家・謎合秘帖 華やかなる弔歌 | トップページ | ダ・ヴィンチ編集部 編/サイドストーリーズ »