田牧大和 / 春疾風 続・三悪人
シリーズ2作目。
読む前にチラ見したあらすじが「忠邦の国許でお家騒動が持ち上がり、それに対抗するために忠邦に景元と耀蔵が加勢する」みたいな感じだったので、「おっ、昨日の敵は今日の友」って流れかな?と思ったけど、やはりそんなに単純ではなかった(笑)
相変わらず3人共いろいろ企んでいて、あっちを騙して、こっちを出し抜いてで大忙し。
企みが錯綜しすぎて読んでるこっちは何が起きているのかよく判らなくて、ただ三人の楽しそうな悪巧みを上から面白がって見てるだけだった。
相変わらず物語のスピードと緩急のリズムがよくて読みやすい。
登場人物全員自分のことしか考えてなくてその影で泣いてる人がどんだけいるんだよって話ではあったけど、物語としては面白かった。
それぞれの登場人物の書き分けが上手い。
特に耀蔵のキャラは出色。
醜男で悪賢くて陰険なのに妙にチャーミングに見えるのが素晴らしい。
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