【ネタバレ注意】阿部智里/烏に単は似合わない【ツッコミ&疑問点】

ネタバレ必須なので別ページ展開で(^.^;
本編を未読の方は読まないでください。

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あせびの母親の浮雲は今上帝の花嫁候補だったけど、現后宮の南家の娘が帝と無理やり(?)関係を持って懐妊してしまったために入内できず東領に戻りその後すぐにあせびを身篭ったまま東家の当主に引き取られあせびを生んだ後早くに亡くなった…ということらしいんだけど、なんとなく納得出来ない。

まず、なぜ現后宮が懐妊したからと言って今上帝は浮雲を宿下がりさせた(あるいはしなければならなかった)のか。
例えば、4人の候補のうち1人が后に選ばれたら他の3人はもう絶対に帝の傍にはいられない(側室にもなれない)ということであれば納得できるけど、この後帝は同じ花嫁候補だった西家の姫を側室にしてるんだよね。
だったら、浮雲も宿下がりさせずにそのまま置いとけばよかったのでは?
あるいは、どうせ4人しかいないんだから4人とも取り敢えず結婚しておいて、一番最初に皇子を産んだものを后とするとかでもいいんじゃないのかと。

あと、后宮が兄宮を入内前に身篭ったことを「あり得ないこと」みたいに話してる部分があったけど、その後で白珠が一巳のところに行きそうになったときに「若宮のお渡りがある」と言って部屋に閉じ込めたでしょ。
結局それは白珠を行かせないための嘘だったわけだけど、「そんなことはあり得ない」という話もなかったし更には「本当にそういう場合はもっと事前に連絡してくるから云々」という話をしていたよね。
ということは入内前であっても帝(当時は東宮なのかな)が姫の元に通うことは禁じられていないってことだよね。
だとしたら、后宮が懐妊したことだってたまたま運が良かったというだけで、別に非難される話ではないんじゃないの?

それから、東家の当主は誰が父親なのか判らない子どもを身篭った浮舟をなぜ側室にして、その子ども(あせび)を手元で育てたのか。
純粋に浮雲が好きでその忘れ形見として育てたというなら判るけど、最後のほうの話では、感じではなく何らかの目的があるみたいだった。
それって何なの?
自分の娘として知らん顔で登殿させてそのままうまく若宮に気に入られて入内出来る可能性があるなら判るけど、貴族以外の血が入っている人間はチェックして登殿させないというシステムがあるわけだからそんなことをしても無駄なのは分かっていたはず。
(実力者である東家当主がそれを知らないわけはない)
だとしたら彼があせびを育て、若宮の花嫁候補として東家の娘として送り出した意味が判らない。
何かの意趣返しなの?あるいは花嫁選びを混乱させるため?
それにしては気の長い話だよね。
だとしたら、単純に「登殿する前から浮雲が好きだった」というほうがある意味説得力があるような気がする。

以下、そのほかの不明点をいくつか。

藤波がなぜあせびにあそこまで拘ったのかが判らない。
なぜ「あせびならよかった」の?
自分が気に入っている女性だから?

あせびが宝物殿であったのは結局誰だったの?
若宮?今上帝?

最終章であせびの本当の姿が暴露される部分。
ああいう性格なのであれば前の部分でもその片鱗を少しずつ出してこちらに違和感を持たせて欲しかったな。
そんなにハッキリしないけど何となくちょっと「変だな」と感じるようなエピソードがあれば、最後の暴露も「なるほどそうだったのか」ともっと納得できたと思う。
何の兆候も無しに「実はこうでした」と言われても、あまりにも唐突すぎて「へー、そうなんだ」と思うしかない。
展開としてはなかなか面白かったのでもうちょっと伏線をきちんと(解りやすく)引いておいて欲しかった。

以上、ツッコミ&疑問点でした。
私の勘違い、読み落としが原因の部分もあると思うので、「ここはこうでしょ」という部分がありましたらコメントでご指摘ください。
よろしくお願いします。

コメント

こんにちは。
あせびが宝物殿で会ったのは今上帝ではないでしょうか。
衣の色が白だったので(若宮は紫)。
その後届いた手紙の意味深な内容や
最後の今上帝と若宮の会話からそうなんだろうなと思いました。

あせびの父の人物像とかもっと書いてほしかったですね。
一の姫を入内させることしか考えていなかったことや
あせびに「早く帰ってきていいんだよ」と言ってるあたりから
あせびは特別に可愛がっている&はなから選ばれるわけないと
思っている→手元に置いておきたいだけなのかなと
単純に考えていましたが・・・
ただの優しいパパなのか、腹黒い男なのかいまいちわからず
もやっとしました。

投稿: M | 2012/12/31 14:34

■M様
こんにちは。

わざわざコメントをいただいていたのに、うっかり見逃していたため返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。

宝物殿で会った人物の件、衣の色までは気づきませんでした。
確かに、それについて何度も他の部分で言及されていました。
あれはこの部分の伏線だったわけですね…(^^;
図書館本だったため既に手元にないのですが、また手に取る機会があったらチェックしてみます。

あせびの父親の件はもっと思惑を前に出したほうがよかったですよね。
彼と浮雲との関係性や彼が何を期待してあせびをあの場所に送り込んだのかをプラスすることでもっと印象的な展開になった可能性もあると思います。

今回はコメントをいただきありがとうございました。
そして1ヶ月以上、返信せずに放置してしまったことを改めてお詫びいたします。
申し訳ございませんでした。

投稿: tako | 2013/02/12 20:10

私も微妙に疑問の多い本でした。
藤並があせびに拘ったのはあせびなら正室になっても若宮の側にいさせてくれると思ったからだとしても、どうして宝物庫に行かせたのかとか、あせびは東家当主の子供でなくても、あせびの母親は東家の人間だったのに、どうして入殿の資格がない烏太夫だったのかとか、読み終わったあとも???が多かったです。
最初は普通の少女マンガ的展開だったと思って気軽に読んでいた分、読み落としも多かったのかもしれませんが、最後まで読んでも頭の中に?が飛び交っていました。

投稿: myu | 2013/04/13 23:17

わたしもいまいち納得できなかったところがありました。みなさんが仰ってるように、あせびの本性暴露や東家当主の思惑の説明不足も気になりましたが、私はあせびの下男の人はなぜ二回もあせびと別の人を間違えたのかもわかりませんでした。世界観や展開はすごく面白いのに、伏線が少なすぎてもったいないなと感じました。

投稿: 照り焼き | 2014/10/25 22:20

古い記事へのコメント失礼します。
文章下手だなと思いつつ冒頭主人公らしかった春殿の名前が
ネットで使っていた名前と同一だったので思わず購入。

最後まで読んで駄作(理由は記事の通り伏線・構成がずさん
すぎるという点かと)と思う一方で何故これが売れる???
と変に気になりシリーズ2・3作目を購入してしまった愚か
者です。

むしろこれが売る側の思惑なのか。
2・3作目で魅了してくれるのか博打だな〜

投稿: あせび | 2016/07/09 12:36

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